宮城県気仙沼市の60代の無職の男性が、マッチングアプリで知り合った人物から投資話を持ち掛けられ、暗号資産約5100万円をだまし取られました。

 警察によりますと、男性は、2025年6月、マッチングアプリで知り合った人物からSNS通じて投資を勧められ、指示された偽の暗号資産のアプリをインストールしました。

 男性は、知り合った人物の指示のもと、2025年8月から9月の間、指定されたアドレスに複数回にわたり暗号資産約5100万円相当を送金しました。

 男性がアプリ上に表示された利益を現金化しようとしたところ、カスタマーセンターを名乗る人物から「納税しないと利益を引き出せない」と言われました。

 その後、男性が納税のための現金を引き出そうと金融機関を訪れたところ、行員から詐欺被害を疑われ事件が発覚しました。

 警察は、SNSで恋愛感情を利用してだます「ロマンス詐欺」として捜査しています。