5日午前、世界遺産白川郷で知られる岐阜県白川村でスペイン人の男性観光客がクマに襲われ、右腕を引っかかれるけがをしました。
白川村によりますと、午前8時半ごろ、白川村荻町の展望台行きシャトルバスの乗り場付近で、散策していたスペイン人の男性観光客が突然草むらから出てきたクマに背後から襲われました。
男性は右腕を引っかかれる軽傷です。
クマは体長1メートルほどで、子どものツキノワグマとみられています。
現場は合掌造りで知られる世界遺産白川郷の中心部で、周辺には柿の木があることからクマが餌(えさ)を求めて山から降りてきた可能性が高いということです。
村は対策本部を設置し、警察や猟友会とともにわなや周辺のパトロールで対応に当たるとしています。