毎年、真夏に開催され暑さ対策が課題となっていた航空自衛隊松島基地の航空祭について、2026年以降は10月上旬の開催とすることが決まりました。

 松島基地の航空祭は毎年8月下旬に開催されていて、2025年は約4万人が来場しましたが熱中症の疑い5人を含む47人が救護所を利用するなど、暑さ対策が急務となっていました。

 2日に開催された宮城県東松島市や松島基地、商工会などの関係者による会議では、航空祭の開催時期が協議されました。

 松島基地から「9月下旬から10月上旬は気温が25℃以下で滑走路上の横風が少ない」という意見が出たほか、地元からは「小学生の鼓笛隊が参加できるなどの理由から秋の開催を望む」といった声が上がりました。

 話し合いの結果、2026年以降の航空祭は10月上旬に開催すると決定しました。

 松島基地渡部琢也司令「1年通してみて、この時期は非常に天気が安定してるということ、気温も当然過ごしやすい時期。航空祭を開催するには最高の季節だというところで、10月を提案させていただきました」

 東松島市民「ちょっと涼しくなるからいいんじゃないかなと思う」「夏の終わりの風物詩みたいな感覚でいるので、賛成反対で言うとちょっと反対」

 松島基地では、ブルーインパルスのスケジュールを航空幕僚監部と最終調整した上で正式な日程を決める方針です。