宮城県内の今年のコメの収穫量は去年より約2万トン増える見通しです。作付面積が増えたことが主な要因で、コメの値下がりが期待されます。
農水省は、全国で6割程度の収穫が進んだ9月25日時点のコメの予想収穫量を発表しました。
9月25日時点の、2025年産主食用米の宮城県内での予想収穫量は34万900トンで、前年産と比べて1万9700トン増加すると見込まれています。
増加した要因について、コメの値上がりを受け家畜のエサ用などから、主食用への転換が進み、作付面積が増えたほか、日照不足の影響が少なく順調に生育できたことを挙げています。
農水省は今後、市場に大量のコメが出回ることを示して、価格の高騰に歯止めをかけたい考えです。
また、作況指数に代わる「作況単収指数」を初めて公表し、県内の指数は「99」と平年並みとの結果になりました。