しゃべりのプロ、お笑い芸人が警察官に職務質問での話し方のコツを伝授しました。はっきり話すことやテンポ、間の取り方が大切だということです。

 バクコメ「特殊詐欺がすごく横行していて、今年に入って1月から6月までの被害額が#$%&」「言えよ」

 吉本興業の宮城県住みます芸人、バクコメが講師を務めた講習会は市民と話す機会が多い警察官が、しゃべりのプロから学ぼうと大和警察署で初めて開かれました。

 バクコメ「君、学生さんだよね未成年だよね。何飲んでるの」「ビールだよ」「ビールだよじゃないでしょ、これ発泡酒でしょ」「どこ注意してんだよ」「ビールと発泡酒の違いも分かんないで」

 バクコメは職務質問をお題に漫才を披露し、芸人の話術を伝授しました。

 バクコメ「#$%&&ですけどもって言われても」「何すか何すかってなる」「古畑だったら?」「わたくし、捜査一課の古畑任三郎です」「はっきり言えてるよね」

 はっきり話すことやテンポ、間の取り方が大切だということです。

 バクコメ「話し掛けて話し掛けられての繰り返しが会話。/会話に困ったら自分が何を話そうじゃなく、相手の事をいっぱい聞こうって」

 約1時間にわたる熱い指導の後は、警察官が実践です。

 市民役「分かんないな場所が」警察官「あなた今お困りですか」市民役「あっ大丈夫です」

 警察官は、大きくうなずくことや声のトーンを意識することなどをアドバイスされました。

 参加した警察官「笑顔で親しみやすい警察官を目指さないといけないなと思いました」「相手に合わせてトーン低くしたり高くしたりとか、話すスピードを相手に合わせて話していこうと思います」