任期満了に伴う宮城県知事選挙は26日に投開票が行われ、県政の継続か刷新が最大の争点となる中で現職の村井嘉浩氏が新人との接戦を制し、6回目の当選を決めました。
村井嘉浩氏「今回は6回目の知事選でありますが、今まで経験したことのない選挙だった。まるで1つの政党、参政党と戦っているような選挙でした。20年間のやってきたことが間違っていなかったということ。これからの4年間、村井県政の集大成をやっていいよとご評価をいただいたと考えております」
現職と新人計5人が立候補した今回の選挙戦は、現職の村井嘉浩氏が新人で元参議院議員の和田政宗氏との接戦を制して6回目の当選を決めました。
選挙戦で村井候補は東日本大震災からの復興に尽力してきた5期20年の実績を強調しました。自民党や公明党、宮城県の経済団体などから組織的な支援を受け、世界的半導体企業の誘致など進行中の県政の継続を訴えました。
khbの出口調査では、今回の選挙で自民党支持層の6割強、公明党支持層の6割ほどが村井氏に投票しました。
一方、和田氏は政策覚書を結んだ参政党支持層の9割を固め、自民党支持層から3割近くの支持を受け、国民民主党支持層からも5割強の支持を受けましたが、村井氏には及びませんでした。
村井嘉浩候補「姿勢としてですね、丁寧に県民に寄り添う形で皆さんに耳を傾ける県政を初心に帰ってやりたいと思います。今回かなりワンマンだとか傲慢だとか言われましたので、そういうことのないよう謙虚にいきたいと思います」
確定投票率は46.50パーセントで、前回2021年を10ポイント程下回っています。