10月27日に出荷が解禁された宮城県内産の生ガキが、仙台市の市場に初めて入荷しました。

 仙台市中央卸売市場に入荷したのは、宮城県の石巻や女川などで水揚げされた生食用のカキ約150キロです。

 海水温の上昇などで、ここ2〜3年は例年に比べ1か月ほど入荷が遅れていますが、今年のカキは初入荷にしては実が大きく、上々の滑り出しと言うことです。

 30日は市場関係者向けにカキ料理の試食会が開かれ、カキフライやカキ鍋が振る舞われました。

 競りでは、1キロあたり3000円から3800円と例年並みの価格で取り引きされました。

【県漁業協同組合 立花洋之常務理事】

「出荷を遅らせた分、実入りも十分回復しまして、皆さんに自信もってお届けできるカキになってます」

 30日に入荷したカキは、宮城県内のスーパーや飲食店などで販売されます。