OPEC(石油輸出国機構)にロシアなどを加えた有志8カ国が会合を開き、12月の原油増産を3カ月連続で同水準にすることで合意しました。

 サウジアラビアなどOPECの加盟国にロシアなどを加えた「OPECプラス」の有志8カ国は2日、オンラインで会合を開きました。

 会合では12月の方針が議論され、1日あたり13万7000バレルを増産することで合意しました。

 増産量は3カ月連続で同じ水準となりました。

 世界経済の先行きが安定していると判断したとしています。

 一方で、来年の1月から3月は季節要因を考慮して増産を停止するということです。

 アメリカによる制裁でロシアが原油の買い手を見つけるのが困難になっているため、今後、産油国の間で合意を形成するのが難しくなる可能性が指摘されています。