海の警察官と呼ばれる海上保安官が犯人の制圧や拳銃の技術を競う大会が、宮城県多賀城市で開催されました。

 大会は東北6県を管轄する第二管区海上保安本部が開催していて、このうち制圧の部には東北6県から男性32人女性3人の計35人が出場しました。

 制圧の部では武器を持たない徒手や長さの違う3種類の警棒で対戦し、犯人を制圧する技術を競いました。

 福島海上保安部巡視船あぶくま和田栞主任通信士「同じ船の乗組員に教えてもらいながら、動画を撮って自分の足りないところを見たり。実際の現場でも、練習の成果だったり訓練の成果を発揮できるよう頑張りたい」

 拳銃の部には9人が出場し、訓練で鍛えた腕前を披露しました。

 第二管区海上保安本部井上昭典警備救難部長「訓練でできないことは本番ではできませんので、訓練をしっかり積んでいただいて実際の職務遂行に自信を持ってやれるようになっていただきたい」

 二管本部ではこのほかにも、27日に人命救助の技術を競う大会を七ヶ浜町で開催するということです。