俳優の渡辺謙さんがオーナーを務める宮城県気仙沼市内のカフェが、21日で閉店となりました。最後の週末は渡辺さんが接客に当たり、客との交流を楽しみました。

 気仙沼市のカフェK−portは、渡辺謙さんが震災支援で気仙沼を訪れたことがきっかけとなり、2013年にオープンしました。

 オーナーの渡辺さんも度々アルバイトとして接客をしていましたが、カフェは21日でいったん閉店となり、最後の週末は渡辺さんが客と写真を撮るなどして交流を楽しみました。

 「目の前にいるってだけで、いつも飲んでるコーヒーの味が100倍くらいおいしく感じました」「震災で離れていく方が非常に多いですけれども、カフェは希望の光っていうんですかね。また再開、どんな形であれ待ち遠しいかなと」

 今回の閉店ですが、渡辺さんは新たな担い手に引き継ぐ前向きな閉店だと話します。

 渡辺謙さん「僕らの世代ではなくて、若い世代が建物と雰囲気と思いをつないで何かやってもらえるようにならないかなって。気仙沼への思いは変わらず続けようかなと思ってます」

 今後はカフェの枠にとどまらず、人が集う場所として2026年前半のオープンを目指し準備を進めていくということです。