小泉防衛大臣は、潜水艦の次世代動力について「原子力だからということで議論を排してはいけない」と原子力潜水艦導入の必要性に言及しました。

小泉防衛大臣 「現時点で次世代の動力について何ら決まっていることはありません。ただ繰り返し、原子力潜水艦の可能性も含めてというふうに私が申し上げているのは、原子力だからということで議論を排してはならないと」

 そのうえで、小泉大臣は「国民の命や暮らしを守るために何が必要か、具体的かつ現実的に積み上げていく」と強調しました。

 潜水艦の次世代動力を巡っては、防衛力の強化に向けた有識者会議が長期間の航行ができる潜水艦の研究を進めるべきなどとする内容の報告書を今年9月に防衛省に提出しています。

 また、日本の中古潜水艦の取得に、ASEAN(東南アジア諸国連合)の国から関心があったことに「事実だ」と述べ、今後協議を進める考えを示しました。