目の不自由な人たちに鉄道を安全に利用してもらおうと、JR仙台駅で電車の乗り降りなどを体験する講習会が開催されました。

 日本盲導犬協会が開催した講習会には、宮城県に住む目の不自由な11人が参加しました。

 はじめに券売機を使った切符の購入を体験し、音声ガイダンスを始めるためのボタンや点字の位置などを学んでいました。

 その後、ホームに移動し、点字ブロックには転落を防ぐため内側を示す線状の突起があり、杖で突起の位置を確認することが大切と説明を受けました。

 また、電車に乗る際には杖で床を確かめてから杖のすぐ近くに足を出すことで、隙間からの転落を防げるということです。

 参加者「初めての経験なのでどきどきして分からないことがあるけど勉強になる」「白杖で確認してから乗るということを学びましたので、だいぶ楽になると思ってます」

 日本盲導犬協会仙台訓練センター大谷孝典さん「駅のホーム上というのは、どれだけ注意を払っていても視覚に障害のある方にとってはとても危険の高い場所になりますので、見掛けられたら、積極的にお声掛けをいただければ安心すると思います」