9日夕方、三陸沖を震源とする最大震度4の地震が発生しました。気象台は今後1週間ほど、震度4程度の地震に注意するよう呼び掛けています。

 9日午後5時3分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生し、宮城県と岩手県で最大震度4を観測しました。

 宮城県では涌谷町で震度4、石巻市や栗原市、岩沼市など広い範囲で震度3を観測しました。

 岩手県の沿岸では津波が観測されましたが、宮城県では津波は観測されませんでした。 宮城県でけが人など被害の情報は入っていません。

 一方、新幹線には影響が出ました。JR東日本によりますと、東北新幹線は仙台駅と新青森駅の間で、この地震と約50分後に発生した地震の影響により2度にわたり運転を一時見合わせました。

 乗客「安全確認も思ったより早く再開したなと思って、良かったです本当に」

 仙台管区気象台は9日夜に会見を開き、今後も注意するよう呼び掛けました。

 仙台管区気象台気象防災部草野利夫地震津波対策調整官「今後1週間程度は最大震度4程度の地震に注意してください。特に今後2、3日の間は注意をお願いいたします」

 なお、東北電力によりますと、女川原子力発電所に異常は無かったということです。