三陸沖の地震により、女川原発で重大事故が起きたことを想定した訓練が行われました。
訓練は、三陸沖を震源とする地震により宮城県の女川町と石巻市で震度6強を観測し、女川原発は機器の故障で炉心の冷却機能を失い、放射性物質が放出されたという想定で行われました。
原発近くのオフサイトセンターでは、住民の避難や保護と関係機関との情報共有を確認する訓練があり、県や自治体の職員や東北電力の社員ら約100人が参加しました。
宮城県庁でも女川原発での重大事故を受けた災害対策本部会議の訓練があり、現地や国とオンラインでつないで情報伝達の手順を確認しました。
宮城県原子力安全対策課太田純一担当課長「原子力災害というのは起こってはならないと思っていますが、大規模災害が発生した時の備えとして、訓練でしっかり対応すると再認識したところです」
なお、15日には実際に多くの住民が広域に避難する原子力防災訓練が行われます。