中国が国連に対し、高市総理大臣の発言の撤回を訴える書簡を送りました。
中国の国連代表部によりますと、グテーレス事務総長に宛てた書簡では、高市総理の台湾有事をめぐる発言について、「1945年の敗戦以来、初めて台湾問題に関して武力介入の野心を見せた」などと強く非難し、「中国側が繰り返し強く抗議したが、反省せず撤回もしない」と不満を表明しました。
また、「戦後の国際秩序を著しく損なうものだ」とも主張し、「第2次世界大戦の敗戦国として日本は歴史の罪を深く反省すべきだ」と強調しています。
書簡は国連総会の正式文書として、全加盟国に配布されるということです。