ベガルタ仙台は23日、アウェーでブラウブリッツ秋田と対戦します。FC町田ゼルビアでJ1昇格を経験している奥山は、緊張感をプラスに捉えて目の前の1戦に全力を尽くします。

 ベガルタは前節、2−0でロアッソ熊本に快勝して昇格プレーオフ圏内の6位をキープ、J1昇格への望みをつないでいます。残り2試合となっても大接戦で激しい戦いが続きますが、前節は内容も良かったとあってチームの雰囲気は上々です。

 森山佳郎監督「まだまだ俺たちはやりまっせ。死んでませんよというところを発信することができた」

 昇格争いの中、堅実なプレーでチームを支えるベテラン奥山は、Jリーグ通算300試合出場を達成しています。

 奥山政幸選手「1年目に山口で5試合しか出ていない中で300試合達成。よくここまで来たな」

 この日は秋田対策として、クロスボールに対する守備に時間を割きました。

 毎試合厳しい戦いが続きますが、町田でJ1昇格を経験している奥山は緊張感も前向きに捉えて試合に集中することを心掛けています。

 奥山政幸選手「前年のプレーオフ準決勝と決勝を戦ったけど、吐き気がするような緊張感があった。そういう経験ができるのも限られた人数。前年はあと一歩のところで悔しい思いをした。その悔しさを味わったチーム、選手として何がなんでも昇格したい。目の前の1戦1戦に集中して、必ずJ1昇格をつかみ取れるようにしていきたい」

 23日にベガルタが秋田に勝って、7位のジュビロ磐田が負けた場合は6位以内が確定、少なくとも昇格プレーオフ進出が決まります。