大相撲九州場所の千秋楽で、ウクライナ出身の安青錦関が初優勝を果たしたことを受け、喜びの声が上がっています。

 在日本ウクライナ大使館は23日、関脇・安青錦が初優勝したことを受け、「最強のライバルたちを打ち破り感動的な精神力を示した」と称賛するコメントをSNSに投稿しました。

 ウクライナの地元メディアも「大関昇進を100%保証するだろう」と速報で伝えています。

 安青錦、本名ヤブグシシン・ダニーロは、首都キーウから、南西におよそ200キロ離れた中部ビンニツァの出身です。

 2022年2月にロシアによる侵攻が始まったため、相撲ができる環境を求めて来日し、その後、初土俵を踏んでいました。

 ウクライナ出身の力士の優勝は史上初めてのことです。