将棋の日本シリーズ「JTプロ公式戦」の決勝戦が行われ、藤井聡太六冠(23)と永瀬拓矢九段(33)が対戦しました。
JTプロ公式戦は、持ち時間が10分しかない「超早指し」が特徴です。
その年の賞金ランキング上位者などトップ棋士12人が、勝ち抜きトーナメント形式で優勝者を決めます。
日本将棋連盟 香川愛生女流棋士 「限られた時間の中で攻めるのか、いったん立て直すのかという選択をするので、非常にトップ棋士でも難しい。2択を迫ってプレッシャーをかけて、あえて永瀬九段に攻めさせるような展開を強いたというところが、藤井六冠の本局のうまい作戦運びだった。永瀬九段のお株を奪うような藤井六冠の指し回しが印象に残りました」
対局開始からおよそ1時間半後、114手で藤井六冠が勝利し、大会3度目の優勝を果たしました。
藤井六冠 「かなり激しい展開になり、玉が薄くて判断に迷うところが多かったが、何とか急所を突かれないようにして指すことができた」
(「グッド!モーニング」2025年11月24日放送分より)