銅線窃盗に使われる特殊なケーブルカッターを隠し持っていたとして、ベトナム人の男3人が金属盗対策法違反の疑いで逮捕されました。
金属盗対策法は2025年9月に施行されたもので、逮捕は全国で初めてということです。

 金属盗対策法違反などの疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍のグエン・ヴァン・ロン・ビエット容疑者(32)ら3人です。

 警察によりますと、3人は2025年9月5日、宮城県蔵王町のコンビニエンスストアの駐車場で、車内に規定の長さを超えるケーブルカッターなど2点を隠し持っていた疑いが持たれています。

 警察は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。

 3人は9月3日に、蔵王町の現在は使われなくなった施設に金品を盗む目的で侵入し逃走していたとみられ、警察が窃盗未遂事件として捜査していました。

 金属盗対策法は、太陽光ケーブルなどの盗難被害の多発を受け、2025年9月に施行されたもので、ケーブルカッターなど銅線を切断できる特殊工具を隠し持つことを禁じています。