仙台と首都圏を結ぶ新しいコンテナ船が仙台塩釜港に初入港しました。積載量は3倍で、輸送の大幅な効率化に期待がかかります。
仙台塩釜港に姿を現した新型コンテナ船、はるかぜは23年ほど活躍した旧型の老朽化が進んだことから新造され、初入港のセレモニーが行われました。
全長125メートルとこれまでに比べ35メートル長く、幅も5メートルほど広くなりました。
最大の特徴は積載能力です。標準的なコンテナを447個分積むことができ、旧型に比べて積載量は約3倍に増えました。
更に冷凍コンテナ用の電源が旧型の倍となる100口分備わっているため、適切な温度管理が必要な農産物や水産物などにも対応します。
近海郵船東京営業部横田茂治部長「一度に大量の貨物が運べると、効率的で環境の負荷も減るので今後の貨物増に対応する方向でかなり期待している」
はるかぜは仙台と東京を週に2回往復し、物流の安定や県産品の輸送力強化に向けて活躍が期待されます。