ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏がノルウェーで会見し、当局の捜査対象になるなか、賞を母国に持ち帰るとの決意を示しました。

マリア・コリナ・マチャド氏 「帰国のリスクは高いかもしれませんが必ず価値があります。私は必ずベネズエラに戻ると確信しています」

 マチャド氏は、ベネズエラのマドゥロ政権から国外に出た場合「逃亡犯に認定する」とされていて、授賞式後にオスロに姿を見せるまで、所在は分かっていませんでした。

 会見でマチャド氏は、脱出の詳細には触れなかったものの、アメリカ政府の支援を受けたことを明らかにしました。

 マチャド氏は今後、ベネズエラへの支持を訴えるため各国を訪問する予定とみられています。

 一方で「適切な時期にメダルなどをベネズエラへ持ち帰る」としていますが、安全に帰国できるかは不透明な状況です。