3日午後3時から4日午後3時までに、宮城県ではクマの目撃情報が9件発表されました。

 大和町3件、仙台市3件、気仙沼市・大衡村・加美町で各1件です。

 仙台市は青葉区川内、泉区福岡、太白区秋保長袋で目撃されています。

 2025年は過去最多の目撃情報が寄せられたほか、クマに襲われて亡くなる方が出るなど、私たちの生活にも大きな影響を与えました。

 11月下旬ごろから目撃件数が減少傾向にあることから、野生動物の生態に詳しい石巻専修大学の辻大和教授は、冬眠に入ったクマが増えたのではと話しています。

 更に、2025年の多さは極端だと指摘しつつ、2026年以降について推測しています。

 石巻専修大学辻大和教授「私は市街地にクマがやって来るということは2026年以降も続くと思います。個体数が増えていますし、山間地域の人口も少しずつ減ってきています。そういう地域だとクマが人里にアクセスしやすくなりますので、以前に比べると人がいる所には入りやすくなっている」

 県ではクマに関する情報をHPで公開しています。