東京・赤坂の高級個室サウナ店で客の30代の夫婦が死亡した火事で、別の個室の扉の取っ手も動かす際にガタつきなどがあることが分かりました。

 15日、港区赤坂の高級個室サウナ店の個室で火事があり、客の松田政也さん(36)と妻の陽子さん(37)が意識不明の状態で病院に搬送されましたがその後、死亡しました。

 2人が入っていた個室の扉の取っ手が内側と外側とともに外れていて、閉じ込められたとみられています。

 その後の捜査関係者への取材で、他の個室の扉を確認したところ、取っ手にガタつきがあったことが分かりました。

 16日の現場検証では、非常用ボタンの電源が入っていなかったことが確認されています。

 警視庁は17日朝から2人の司法解剖を行っていて、死因を詳しく調べるとともに、サウナ店の運営会社の責任の有無についても捜査しています。