安倍元総理大臣が銃撃された事件で、殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の裁判は、18日午後、検察が求刑し結審します。
これまで14回開かれている裁判員裁判で、山上徹也被告は殺人罪については認め、主な争点は被告の「宗教2世」としての生い立ちを量刑にどの程度、考慮するかです。
先日の被告人質問で山上被告は、「非常に申し訳ないことをしたと思っています」と遺族に謝罪の言葉を述べる一方、安倍元総理を狙った理由は、「統一教会に賛意を示す最も著名な人」だからで「本筋ではないなと思っていた」と話すなど、あくまで狙いは旧統一教会の幹部だったことを明らかにしています。
午後に始まる裁判で、検察側がどの程度の量刑がふさわしいかを述べる論告求刑と、弁護側の最終弁論、そして山上被告の最終陳述を経て、裁判は結審します。