宮城県岩沼市の海岸で女性保育士を殺害したとして逮捕された知人の男が、女性から複数回にわたって借金をしていたことが新たに分かりました。警察は2人の間に金銭トラブルがあった可能性があるとみて、捜査を進めています。

 佐藤蓮真容疑者(21)は4月12日夜、岩沼市の海岸で保育士の行仕由佳さん(35)を刃物で刺し殺害した疑いが持たれています。

 佐藤容疑者は知人や消費者金融から借金を重ね、自宅には督促状が届いていたということですが、捜査関係者によりますと行仕さんに対しても複数回にわたり数万円の借り入れがあったことが新たに分かりました。

 佐藤容疑者はこれまでの調べに対し「行仕さんを車に乗せ海岸には行ったが、犯行には及んでいない」と否認し、現在は黙秘しています。

 警察は2人の間に金銭トラブルがあった可能性を視野に入れ、動機の解明を進めています。