茨城県に住む64歳の男性がLINEを通じた投資詐欺で、金やギフトカードなどおよそ2億7000万円をだまし取られました。
警察によりますと、8月下旬、茨城県の団体職員の男性のもとにフェイスブックでやりとりをしていた日本人女性を名乗る人物から「伯父はアメリカの有名大学で教授をしていた人で、伯父から投資を教わっている」「紹介することができるので高額な利益を得られる」などのメッセージが届きました。
男性はその後、追加するように言われたLINEのアカウントを通じて、投資用のアプリや銀行口座を開設するよう指示され、8回にわけて610万円分のギフトカードを購入させられたということです。
また、口座管理の担当者を名乗る人物からは「大口の送金をする時には金の現物を使って送金することをおすすめします」などと説明があり、男性は5回にわたって12.1キロ、およそ2億6000万円相当の金も購入していました。
水戸市内や東京都内の指定された場所で受け子とみられる人物が直接受け取っていたということです。
被害者の男性が同様の手口による詐欺のニュースをネットで見て不審に思い、警察に相談したことで発覚しました。
警察は「絶対にもうかる」投資はないことを呼び掛けるとともに、詐欺の手口など詳しい経緯を調べています。