ホワイトハウスはFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が捜査対象となったことについて、トランプ大統領が捜査を指示したことはないと強調しました。

 パウエル議長は11日、FRB本部の改修工事を巡る議会での発言について、司法当局から虚偽の証言をした疑いで刑事捜査の対象となったことを明らかにし、政権による圧力だと批判しました。

レビット報道官 「(Q.トランプ大統領はパウエル議長の捜査を指示したのか?)いいえ」 「(Q.大統領はFRBの独立性を認めているのか?)大統領は独立性を認めているし、何度もそう言っている」

 ホワイトハウスのレビット報道官は12日、記者団に対し、トランプ大統領はパウエル議長を批判する権利があるとしながらも司法省に捜査を指示したことはないと述べました。

 そのうえで、トランプ大統領はパウエル氏は議長として不適格であり、ずっと以前に利下げすべきだったと考えていると述べました。

 パウエル議長が捜査の対象となったことを巡っては、与党・共和党からも批判の声が出ているほか、グリーンスパン氏やイエレン氏などFRBの議長経験者らが「中央銀行の独立性を損なう前例のない行為だ」として、パウエル氏を擁護する声明を出しています。

 ニュースサイト「アクシオス」は関係者の話として、ベッセント財務長官がトランプ大統領に対し、パウエル氏への捜査は混乱を招き、金融市場に悪影響を及ぼす恐れがあると伝えたと報じています。