27日に公示される衆議院選挙、東京・練馬は、前回も激戦を繰り広げた2人と、電撃解散により急遽、立候補が決まった2人の戦いです。

■“高市人気”乗る自民 元大臣

「東京9区、菅原一秀候補」 「はい」 (自民党 高市早苗総理)「公認証、菅原一秀、必勝」 おととい23日、高市総理から公認証を受け取ったのは元経産大臣の菅原一秀さん。 (自民党 元職 元経産大臣 菅原一秀氏(64))「総理の激励は胸に染みましたね。『がんばれ』じゃなくて『必勝』というのが響きましたね」 今回の衆院選は負けられない戦いです。 (菅原一秀氏)「20数年間一緒に歩んできた政党が相手方陣営に行ってしまう。待ったなしの背水の陣であります。何としても何としても頑張りますので、この戦い皆様におすがりするしかありません」 2019年、安倍内閣で経済産業大臣に就任しますが、直後に疑惑が浮上します。 選挙区内の有権者らに現金など、約80万円相当の違法な寄付をしたとして、公民権停止3年の略式命令を受けた菅原さん。 「カニー!」 公民権が回復した2024年、自民・公明の推薦を受けて衆院選に出馬しましたが… 野党共闘で戦った立憲民主党の山岸候補に約1万票差で敗れています。 「おはようございます、いってらっしゃいませ」 きのう、菅原さんは午前6時から、駅に2時間立ち続けていました。 Q.どれくらいの頻度で朝立っている? (菅原一秀氏)「毎朝。元旦から大晦日までほぼ毎日、毎朝」 (菅原一秀氏)「おはようございます、きょうも仕事?」 「次こそは」 (菅原一秀氏)「今度こそ」 「今回自民党に入れる」 (菅原一秀氏)「ありがとうございます」 「公認になったの?」 (菅原一秀氏)「公認なりました」 高市総理の高い支持率で「追い風」は吹くのでしょうか? (テレビ朝日 千々岩森生記者)「事務所に伺って一番目につくのは高市総理のポスター、かなり多いなと。高市さんになってから毎日街頭されていると思いますけど、何か雰囲気は変わった?」 (菅原一秀氏)「ほんとこの3カ月、フェーズが変わりました。前回は例えば参政党に入れたけど、保守党に入れたけど、今回は『高市さんを応援する意味で応援するよ』という声もある。高市さんの改革の旗の下に私たちはしっかりこの選挙戦を戦っていかなければいけない、そういう思いを新たにしています」

■立憲×公明は浸透?連勝は

(中道改革連合 前職 元新聞記者 山岸一生氏(44))「こんにちはー、どうも山岸一生です」 対する中道改革連合は、元新聞記者の山岸一生さん。 (山岸一生氏)「火曜日から選挙戦が始まりますので、また引き続き頑張ってまいります」 (有権者)「頑張ってください」 (山岸一生氏)「今こういう形になったときに『いや実は私は公明党を応援しているんです』と『山岸さん頑張ってください』っていうようなことが、まあちらほらあるんですね」 新党結成で公明党支持者から声をかけられることが増えたといいます。 一方、前回の衆院選で共に戦った共産党の事務所を訪ねると… (山岸一生氏)「急な動きで、ご心配おかけして」 「お互い大変ですね。どうなるの?」 (山岸一生氏)「僕は中道改革連合からです」 「立憲残らなかったね、立憲残った人もいるんでしょ?」 (山岸一生氏)「ほとんど(衆院議員は)中道に行って、別の形の人が1人2人。ここはもう結果出して仕事でお答えするしかない」 「私たちも頑張りますよ」 対立する公明党と手を握ったことについて共産党の地区委員長は… (共産党 練馬地区委員会 大村英喜 委員長)「今までというかこの前の選挙まで、直前まで私たちは市民と野党の共闘という立場で、それが変わっちゃったというのが非常に残念で、特に公明党さんと一緒になるとは、夢にも思っていなかったというのがありますので」 「中道改革連合の街頭演説を行わせていただきます」 (公明党 新代表 竹谷とし子参院議員)「ありがとうございます、どうもありがとうございまーす」 公明票は、本当に自民から中道に動くのか?支持者に聞きました。 (公明党の支持者(80代))「比例区は中道にします。小選挙区はまだわかってないんです。でも立憲と両方、合併してるから、立憲(中道)に入れると思います」 (公明党の支持者(70代))「やっぱり党が違っていたのでびっくりしたんですけど、突然のことなので」 Q.誰に入れるか決めた? 「もう決めました。やっぱりここの、中道」 (テレビ朝日 千々岩森生記者)「公明党、それから学会、強い組織の票が来てくれることへの期待感というのを率直にお話される方も相当いますが?」 (山岸一生氏)「もちろん、そういう要素は全否定はしませんけれども、数がポンと乗るみたいな、そういう発想は先方にも失礼だし、自分の選挙戦をやっていく上でも訴えが弱くなっていくというか、届かなくなっていくんじゃないかな」

■国民 “現役医師”の新人

東京9区で、急遽、出馬することになった人もいます。 (国民民主党 新人 元参院議員 薬師寺道代氏(61))「ビラを折ってもらってもよろしいでしょうか?」 「手弁当だな」 Q.いらっしゃったのは初めてなんですか? (薬師寺道代氏)「石神井は初めて、街頭」 Q.感触はどんな感じですか? 「良いですね、本当に」 国民民主党の新人は、現役の医師で元参議院議員の薬師寺道代さん。 (薬師寺道代氏)「手話は皆様方の理解は進んでないよね。口話の人もいれば手話の人もいるし」 難聴のボランティアスタッフと手話で会話します。 「バンザーイ」 2013年の参院選、愛知選挙区にみんなの党から出馬して当選した薬師寺さん。 (薬師寺道代 参院議員(当時))「総理が先頭に立ってデフリンピックを日本に招致していただきたいと思いますがいかがでしょうか」 聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の日本招致について、安倍総理に質問したこともあります。 その後、自民党に入党しましたが、前回の衆院選は比例九州で出馬して落選。去年の参院選は全国比例で国民民主党から出馬しましたが落選しています。 (テレビ朝日 千々岩森生記者)「薬師寺さんご自身はなぜ国民民主党を選ばれましたか?」 (薬師寺道代氏)「政策があるからです。今回の玉木代表が選択なさったようにどちらにもくみせず、私たちは政策で勝負をする。このスタイルに共感していただく方は多いのではないかと思います」

■参政 “体操指導員”の新人

急遽、出馬することになった人が、もう1人。 (スタッフ)「向きとかあるのかな?」 「どっちの方が良いと思いますか?」 “はじめての街頭演説”です。 (参政党 新人 体操教室指導員 鈴木文哉氏(33))「えーバタバタで…今、ここに立っております」 参政党の新人は子ども向け体操教室のインストラクター、鈴木文哉さんです。 Q.急に決まったかと思うんですけど、そのあたりどうでしょう? (鈴木文哉氏)「本当に急でしたね、もう聞いたのは10日前くらい。一応、自分、地元が東京のあきる野市っていう所なんですけど、そこで7月に市議会議員選があるんですけど、そこに向けて準備していたところに今こういうことなんで」 現場のスタッフとも初顔合わせでした。 (鈴木文哉氏)「鈴木文哉です。よろしくお願いします」 Q.サポーターのみなさんとも、いま初めて? 「そうです、そうです。みんな初めまして」 政治の世界を志したきっかけは―。 (鈴木文哉氏)「一番自分の熱が上がったのは、去年の参議院選でSNSを通じて、そういうところで共感したというか、子どもたちが日本に生まれて良かったと思えるような、将来が良いものになるような、そういうのもあって今ここに立っている状況です」

1月25日『有働Times』より