子どもたちが市販薬を乱用、依存している現状について、仙台市の病院で専門家による講演会が開かれました。

 仙台市太白区の仙台市立病院で開かれた講演会には医療従事者や教育関係者など約100人が出席しました。講師を務めたのは「国立精神・神経医療研究センター」の精神科の医師松本俊彦さんです。

 松本さんによりますと市販薬による薬物依存が社会問題化していて、10代の薬物依存患者は10年前に比べ約10倍に増加しているということです。特に咳を鎮静化させる成分・デキストロメトルファンを含んだ市販薬が過剰摂取の対象となっていて、松本さんは服用する人だけでなく販売する側も用法、用量を厳守するよう呼び掛けました。

 最後に松本さんは、市販薬を乱用する若者を守るためには、当事者やその家族を孤立させず地域、組織とつながりを持つことが重要と話していました。