SDGs企画をお伝えするテレビ朝日「未来をここから」プロジェクト。頻発する洪水をどう食い止めるか、タイ・バンコクの「水と共生する再開発」を取材しました。

■タイ・バンコクの洪水対策

 数百人が死亡した洪水災害。年々洪水リスクが深刻化しているタイ・バンコクで、9年前に作られたこの公園。

 公園は全体が傾いた設計になっています。雨が降ると雨水は低い方へと流れ込み、池やタンクへとためられるということです。380万リットル貯水でき、周辺の冠水対策にもなっています。

 たまった水は公園内の散水に使用され、無駄にはなりません。サステナブルデザインの先駆者と呼ばれる女性の設計です。

景観設計士 コチャコーン・ボラコム氏(47) 「私の仕事は木を植え、自然を都市に取り戻すことです」

 ボラコム氏が手掛けた官公庁エリアの再開発が去年12月、ついに完成しました。

 以前の政府庁舎前は、池とコンクリート舗装の大きな道路でしたが、広大で緑豊かな庭園に生まれ変わりました。4万人いる職員の多くが電動のシャトルバスで通勤しているといいます。

 近くには新たな駐車場も。この立体駐車場は、調整池などに大量の雨水を吸収させることから、巨大スポンジと呼ばれています。

 屋上を案内してもらうと、ソーラーパネルが設置されているほか、菜園も見えます。

コチャコーン・ボラコム氏 「これ(ハーブ)は食べることができます」

 洪水への対策は、水との共生が大事と考えているそうです。