北海道の白老町で進むメガソーラー計画について13日、事業者側は住民説明会を開き、着工を延期すると表明しました。住民側は計画の撤回を求めていて、意見の隔たりは埋まっていません。

■今月の着工は見送り

 13日午後5時、北海道白老町で行われた住民説明会。

エクイスグループ 担当者 「今回、改めて説明会を開催いたします」

 説明するのは町内でメガソーラー計画を進める事業者で、シンガポールに本社を置く「エクイスグループ」です。

 エクイスグループは去年11月の住民説明会で、報道機関の撮影などを断り、非公開での開催を決めました。

 これに住民らが猛反発。説明会の中止を訴えて2時間近く紛糾した後、参加予定だったおよそ80人のほとんどが退席し、着工も延期する事態になりました。

近隣住民 「住民の理解を得たいなら報道関係者もいれてオープンの場でやっていただくべきで、発電事業者側の都合のいいようにしたい意図が見え見えですね」

■“避難道ふさがれる”住民反発

 面積のおよそ75%を森林が占める白老町では現在、6カ所でメガソーラーの建設計画が進んでいます。

 住民が計画を疑問視する理由は…。

近隣住民 「(メガソーラーを)避難道に建てることに対してどう思いますか」

 地震や津波が起きた時に避難道が塞がれる危険性があること。さらには、低い土地であることから水没などが心配されています。

 “前回の説明会での対応”について疑問視する声も…。

近隣住民 「前回の説明会で報道を排除したというのは」

エクイスグループ 担当者 「報道を排除したという事実はございません」

近隣住民 「排除していませんでしたか?」

エクイスグループ 担当者 「以上です」

近隣住民 「以上じゃないです、答えてください」

エクイスグループ 担当者 「報道を排除したという事実はございません」

 住民に対して説明を重ねることで理解を目指すエクイスグループ。今月の着工予定は見送ると住民に説明しましたが…。

近隣住民 「3回目は途中でみんな退席した。それをカウントしている」

エクイスグループ 担当者 「3回目に残られた方もいらっしゃいますので、逆に言うと残られた住民の方に失礼にあたると思いますので、我々は第3回説明会が開催されたと」

 説明会の最後には…。

近隣住民 「私ははっきり言って、エクイスと白老町というのは、信頼関係を築ける関係には絶対ならないと思っています」

(2026年3月14日放送分より)