およそ68年前に都立病院で別の赤ちゃんと取り違えられた男性の生みの親の調査について、東京都は、親子関係にある人物の確認はできなかったとする報告書をまとめました。

 江藏智さん(67)は、東京・墨田区の病院で生まれた直後に別の赤ちゃんと取り違えられました。

 江藏さんは、都に対して生みの親を捜すよう求める訴えを起こし、東京地裁が調査を命じました。

 都は、江藏さんと同じ日に同じ病院で生まれた可能性が残る人を38人に絞り、両親を含めた52人のDNA型鑑定を行いました。しかし、親子関係にある人物の確認はできなかったとする報告書をまとめ、30日、江藏さんに手渡しました。

 都の担当者は「対応を続けていくが、さらなる働きかけは難しい」としています。