4月1日から新年度が始まります。年度の区切りは4月1日から翌年の3月31日までですが、この春小学校に入学するのは、2019年4月2日から2020年4月1日までに生まれた子どもです。4月1日生まれはなぜ1つ上の学年になるのでしょうか。
宮城県教育員会義務教育課佐藤浩一さん「捉え方が難しいところですけど、端的に言えば誕生日をどの時点で誕生日として捉えるかで影響が出てきていると」
歳を重ねるタイミングや学校のルールに関しては、3つの法律が絡んでいるということです。
宮城県教育員会義務教育課佐藤浩一さん「1つは学校教育法、もう1つは年齢の計算の仕方ですので年齢計算に関する法律、そして民法と3つの法律をうまく組み合わせて考えることで決まっています」
学校教育法では「子どもは満6歳に達した翌日以後、最初の学年の初めから入学すること」「学年は4月1日に始まり3月31日で終わること」と定められています。
では「満6歳に達する」とはいつなのか。年齢計算に関する法律と民法によると。
宮城県教育員会義務教育課佐藤浩一さん「人は誕生日の前日が終了する時、つまり前日の24時に歳を1つ取る、満年齢に達すると記されてあります。つまり4月1日生まれの人は、3月31日(午後12時)に6歳になりましたということになる訳です。そうすると翌日が4月1日で年度の区切りを迎えてしまうのでそこで入学、ということになる訳です」
4月1日生まれの人は日付が変わった瞬間に年を取りますが、法律に基づくと「3月31日の午後12時に歳を取る」という考え方になります。
小学校は「満6歳になってから翌日以降にやってくる4月1日の新学期」に入学することになっているので、3月31日の翌日は4月1日、そのため6歳になってすぐ小学校に入学できることになります。
4月2日生まれは6歳になっても次の4月1日がやってくるまでは1年ほど待って入学、ということになるわけです。
前日の夜12時に歳をとるという考え方は、うるう年の2月29日生まれの人でも毎年28日の夜に歳を取るということです。
4月1日生まれは学年で一番若いことになりますが、他の子どもと比べて成長や勉強の理解度で不利にならないのでしょうか。
宮城学院女子大学教育学科平川久美子准教授「運動や言葉の面での発達の差を気にするかもですか、発達にはそもそも個人差があり、子どもの年齢が上がっていくことで月齢による差は少しずつ目立たなくなっていく」
そもそも子どもの発達には大きな個人差があり、生まれた早さだけで発達の度合いは決まらないといいます。
宮城学院女子大学教育学科平川久美子准教授「子どもを取り巻いている環境やその環境との相互作用の中で、子どもの発達は決まっていくと思いますので、早生まれは早い段階から保育所や幼稚園、小学校といった集団の中で保育や教育を受けることができます。色々な刺激を受け、たくさんの経験を積むことで発達が促される側面もあるので」
発達においてのプラスの面もあるため、保護者も心配する必要はないということでした。
宮城県教育員会義務教育課の佐藤さんは、学校では1人1人の学習や生活の状況に合わせて配慮しながら子どもたちを受け入れる準備をしているので、安心して入学してほしい。
宮城学院女子大学の平川准教授は、他の子と比べ過ぎずその子なりの良さや成長に目を向けて見守ってあげることが大切と話していました。