ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船の乗客で死亡したオランダ人の夫婦が乗船前にアルゼンチンのごみ処理施設でネズミと接触した可能性があると報じられました。

 WHO(世界保健機関)はクルーズ船で最初に発症し、4月11日と26日に死亡したオランダ人の夫婦は4月1日にアルゼンチン南部のウシュアイアで乗船するまで南米を旅行していたと発表しています。

 AP通信は感染の経緯を調査しているアルゼンチンの当局者の話として、夫婦はウシュアイアでバードウォッチングに参加し、ウイルスに感染した可能性があると伝えました。

 2人は、この時に立ち寄ったごみ処理場でネズミに接触した可能性があるということですが、まだ調査は継続中だともしています。

 アルゼンチン保健省は今月4日に、去年6月以降、101件のハンタウイルスへの感染が確認されたと公表しました。

 これは前の年の同じ時期の約2倍だということです。

 クルーズ船の感染者からはヒトからヒトへの感染が報告されているハンタウイルスの一種の「アンデスウイルス」が検出されていて、アルゼンチン保健省は6日、関係国の研究機関にアンデスウイルスの遺伝子検査のための資料を送ると発表しました。