■コンビニ客を刺したか

 入手した防犯カメラに映っていたのは、名古屋市内の住宅街でキャリーケースを引きながら歩く男の姿です。

 キャリーケースには凶器の包丁が入っていたといいます。

 この直後、近くのコンビニ店で事件が起きました。

 男がレジで会計をしていた面識のない男性に近付き、背中や腹を包丁で刺したというのです。

 この事件で逮捕・起訴されたのが岩森直宏被告(47)です。

 岩森被告は事件後、こう供述したといいます。

岩森直宏被告の供述(検察側から) 「懲役10年くらいではないか、良いわけではないが、やってしまったことはしょうがない」

 27日に行われた裁判で、弁護側は無罪を主張しました。

弁護側 「被告は覚醒剤の影響で精神障害を患っていた」

 一方、検察側は…。

検察側 「被告が包丁を持っていることに気付いていない無防備な被害者を狙った合理的な犯行で、責任能力はあった」

 検察側の根拠の一つは、防犯カメラに映っていたキャリーケースです。

 岩森被告はこの中に包丁を隠していて、事件の発覚を回避する意図があったと主張しました。

 検察側は懲役16年を求刑。判決は来月3日に言い渡されます。