アメリカで動物の肉を生きたまま食べる寄生バエの幼虫が約10年ぶりに家畜から検出されました。畜産業の新たな脅威として警戒感が高まっています。

 アメリカ農務省は3日、テキサス州で生後3週間の子牛から「ラセンウジバエ」の幼虫が発見されたと明らかにしました。

 「ラセンウジバエ」は動物の傷口に数百個の卵を産み付け、孵化(ふか)した幼虫が生きた肉を食い荒らして死に至らせることもあるということです。

 「ラセンウジバエ」による被害はメキシコで増加していて、国境を越えて侵入したとみられています。

 農務省は現地に職員を派遣し、半径20キロメートルの範囲で検疫や移動制限などの対策を進めています。

 寄生バエが蔓延(まんえん)した場合、牛肉価格の高騰に拍車をかけるとの懸念が広がっています。

 人への感染はまれですが、アメリカでは去年8月、中米から帰国した人から1件検出されています。