東日本震災の復旧工事をめぐる詐欺事件で、逮捕された2人が架空会社などを利用して工事費を水増し分配していたことが分かりました。

 日山利幸容疑者(65)と前田信一容疑者(59)は2020年、震災の港湾復旧工事で長野市の建設会社から架空の工事代金を含む約2億4700万円をだまし取った疑いが持たれています。

 日山容疑者は犯行当時、被害を受けた建設会社の役員で、前田容疑者は、下請け会社の役員で現場監督でした。

 捜査関係者によりますと、日山容疑者が前田容疑者の会社に工事を発注し、前田容疑者は自身が管理する関連会社や架空会社に工事を再発注し水増しした工事費を得ていたとみられています。

 関連会社や架空会社の口座は2人が管理していて、入手した金を2人で分配していた可能性があるということです。

 調べに対して2人は容疑を認めていて、警察が詳しい動機や入手した金の使い道などを調べています。