宮城県の塩釜神社で、地名の由来にもなった古代の塩作りを今に伝える神事が執り行われました。

 塩釜神社の末社である御釜神社で行われた藻塩焼神事は塩釜神社の御祭神、塩土老翁神が人々に塩の作り方を教えたという伝説に由来して塩作りを行う行事で、宮城県の無形民俗文化財に指定されています。

 神事では七ヶ浜町で取られたホンダワラという海藻を釜の上の竹棚に乗せ、海水を注いでかまどに火をつけました。

 川村彩音記者「神事が始まって30分以上が経過しました。神職たちはきれいな塩を取るため、片時も離れることなくあくを取っていきます」

 じっくりと煮詰められること約1時間半、20キロほどの塩が出来上がり、本殿に供えられたほか参列者に手渡されました。

 参拝者「塩釜生まれの塩釜育ちですから、ここから塩釜という名前が出たという由来が魅力を感じますよね」「神様とすごく近くにいる感じがして、ご加護をたくさんいただけるなと感じました。毎年いただいて、私はいつも車に積んで車で見守ってもらってます」

 塩釜神社柏木岳史権禰宜「晴天にも恵まれまして無事に塩作りの儀式を終えられまして、まずはほっとしております。先人が伝えてきたこのお祭りを、皆様と共にしっかりと後世に伝えていきたい」

 作られた塩は、10日に行われる塩釜神社の例祭でもお供えされるということです。