28日夜、仙台市宮城野区蒲生の七北田川河口付近でクマが目撃されました。近くでは27日も目撃があり警察が注意を呼び掛けています。
大友葵記者リポート「近くには工場や神社があり、そして釣り場としても人気だという河口付近でクマが目撃されました」
警察によりますと29日午後9時40分ごろ、宮城野区蒲生の七北田川河口付近で「道路の中央にクマがいた」と近くを車で通った男性から通報がありました。
クマはその後、防潮堤を越えて川の方向へ去っていったということです。
近くでは27日午後4時ごろにも、100メートルほど上流の対岸の河川敷でクマが目撃されています。
「びっくりですね。この辺までさすがに来ないだろうと思っていたので。来づらくなる。周りは人気もないのでちょっと怖い」
警察は同一個体の可能性もあるとみて、警戒を続けています。
野生動物の生態に詳しい石巻専修大学の辻大和教授は、クマが人里へ出るために川を通る傾向を指摘します。
石巻専修大学辻大和教授「市街地に近づいてくる時のアクセス道路として河川を使うことは、宮城県に限らず他の地域でも報告があります。川沿いはススキみたいな背の高い草がいっぱい生えてますので、クマにとっては人にあまり見つからずに移動できる道として、結構好まれているようです」
辻教授は、市街地であっても川沿い近くに住む人は注意が必要だと言います。
石巻専修大学辻大和教授「クマに出会いやすい時間帯、早朝や日没に川の近くに1人で近づかないことだと思います」
なお、今回の目撃情報について仙台市は猟友会などと現地を調査した結果、27日の目撃場所からイノシシの痕跡が見つかったことから、いずれもクマではない可能性があると発表しました。