お盆の日本列島に近づく台風15号は、異例のルートで接近しています。茨城では防災への備えを急ぐ一方、千葉では海水浴場が一部遊泳禁止となりました。さらに花火大会や音楽フェスも中止となっています。

■台風15号 関東上陸へ

 関東を直撃する恐れが高まっている台風15号。10日、茨城県大洗町の海水浴場ではすでに風が強まり、大きな白波が立っていました。

埼玉から来た人 「目がしみるよ、パパ」 「風が強いからね」

 町役場の職員も、防災倉庫を訪れ、備蓄品の確認を急いでいました。

大洗町 防災・原子力安全係 田山敏広係長 「まずは最低限の数量をちゃんと用意する。点検して備えている状況」

 警戒を強めているのは、今回の台風15号が“異例のルート”で接近しているからです。気象庁も、こう呼びかけています。

気象庁の説明 「関東地方や東北地方に対して東から近付くことはあまり普段ないコース。こういう地域の所では思っていないような、普段と違う風の強まりとか急激な波の高まりが予想されます」

 茨城県に上陸となれば、統計史上初めてのことです。

■海の家「損失300万円」

 観光業は、すでに大きな影響を受けています。

 千葉県鴨川市の前原海水浴場。10日は、高波の影響で一部のエリアが遊泳禁止となりました。

海水浴客 「流れがすごく危ないと思いました」

 例年ならこの時期300人ほどの海水浴客でにぎわうといいますが、10日は多い時でも150人ほどで人影はまばらです。

海の家Moana 石井勇次さん 「お盆にかけて期待しているが、台風来たら営業もままならなくなるので困る」

 先週も台風13号による高波の影響で、5日間営業ができなかったという海の家。11日から営業ができなくなれば、大きな損失は避けられないといいます。

石井さん 「(影響は)14日までの4日くらい。4日間で300万円弱くらい、損失は。天候なのでしょうがない」

■花火大会やフェスも中止

 イベントの中止も相次いでいます。

 茨城県の「国営ひたち海浜公園」で開催中の野外音楽フェス「LuckyFes’26」は、最終日の11日の開催が中止となりました。

 北陸最大級の花火大会・福井県坂井市の「三国花火」も、開催中止が決まっています。

 台風15号が近づいている東北から関東は11日午前中から雨風が強まり、上陸するのは夕方以降になる見込みです。

(2026年8月11日放送分より)