銀行預金よりお金が増えるかもしれない「国債」が今、注目されています。証券会社でも「国債」の問い合わせが増加。メリットとデメリットを取材しました。

■「個人向け国債」なぜ人気?

50代男性 「(Q.資産の運用は?)国内の株式とアメリカの株式と投資信託」

20代女性 「NISAはしているけど、話題に乗った感じであまり詳しく分からず使っています」

 変化するお金の運用環境。メガバンクも目を向けるのは「個人」へのサービスです。

みずほ銀行 猪股尚志副頭取執行役員 「我々、預金だけではなくて運用商品全体でお客様の預かり資産をどれだけ増やしていくか。預かり資産全体をどう増やしていくのかが一番の関心事」

 背景にあるのは「金利のある世界」の再来です。

 先週、急激に上昇した日本の長期金利。この恩恵を受け、「個人」に向けた商品に注目が集まります。

 国が発行する債券である国債は政府が元本と利子を保証するため比較的、安全性の高い資産とされ、個人だけが買えるものを「個人向け国債」といいます。

 9月募集分の利率は変動・固定共に上昇し、過去最高の水準。取り扱う証券会社では顧客の変化を感じています。

岩井コスモ証券 東京コールセンター長 本間大樹さん 「金利が上昇してから、お客様の問い合わせや債券に対するニーズは増えている印象。固定3年、固定5年、変動10年を取り扱っているが、最近多いのは変動10年」

 利率の上昇は右肩上がりで、固定金利型5年満期の商品を例にとると、「ゼロ金利」時代、0.05%だった5年前から2%を超え、個人向け国債の発行額は20倍を超えています。

岩井コスモ証券 東京コールセンター長 本間大樹さん 「日本は日銀の利上げも控えているので、金利の上昇局面は継続するかなと」

 一方、デメリットとしては物価の上昇に対応しにくい点や購入から1年間は原則、換金できないことなどが挙げられています。