ドイツ東部、ザクセン・アンハルト州の州議会議員選挙で第一党となった極右政党「AfD」が政権樹立に向けた、他党との協議を始めています。
極右政党AfD「ドイツのための選択肢」は、ザクセン・アンハルト州の州議会議員選挙で第一党となったものの過半数まで3議席届かず、単独政権の樹立には至っていません。
現地メディアによりますと、AfDの州首相候補、ジークムント氏は7日、議員の確保に向けて「協議はすでに始まっている」と明らかにしたということです。
主要政党はAfDとの協力を拒絶するいわゆる「防火壁」の方針を取っています。
一方、5議席を獲得した新興左派のBSW「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟」は連立政権への参加は否定しながらも、「内容が合致すれば案件ごとに協力する」と前向きな姿勢を見せているということです。
「親ロシア」や「反移民」など共通の政策を背景に実質的な協力体制が構築されるかどうかが焦点となっています。
今回の選挙で大幅に議席を減らした保守政党CDU「キリスト教民主同盟」を率いるメルツ首相は7日、会見で「ここ数十年間で最も重い敗北だ」と述べました。
「親ロシア」勢力が伸びるなか、メルツ首相はウクライナ支援などを見直す考えがないことを強調しました。
国民へのより丁寧な説明や対話に力を入れつつ、自身が推進する改革路線と安全保障政策を堅持する構えを示しています。