百貨店の屋上やビルの壁など、東京都心の空きスペースを活用してホップを生産し、クラフトビールを作る取り組みが注目されています。

■ホップ栽培 10カ所にまで拡大

 週末、東京・上野で行われたイベント。お目当ては、地元で作られたクラフトビールです。一番人気は、4種類の飲み比べ。

20代 「これすごいわ。香りも立って、すごくおいしいです」 「ホップの香りがついて、いつもと違うビールでおいしい」

40代 「市販のビールと比べると苦味が強く出ている。ビールのおいしい部分。近辺で育てたのがびっくり」

 2021年に始まったホップを栽培するプロジェクト。ツルを伸ばす空間さえ作ることができれば、小さな鉢で栽培できるホップを、百貨店の屋上やビルの壁面などを活用して栽培しています。

 収穫量は年々増加し、去年はおよそ14キロのホップを収穫しました。

 栽培する場所も、不忍池を中心に現在10カ所にまで拡大しています。

 しのばずホッププロジェクトの代表を務める永野真義さんは、東京大学大学院の研究員でもあります。

永野代表 「コロナ禍に上野の繁華街でお客さんが減ってしまって。街のファンを増やすのはどういうことか、商店会と東大の都市デザイン研究室などで一緒に考え始めた。コロナ禍に思い切って投資」

 東京都の調査で「農地がゼロ」とされる、台東区と文京区。その物珍しさに、不定期で行われる見学ツアーも盛況です。

70代 「すごいですね。(屋上で)ちょっと信じられない」

■東京のど真ん中で地産地消

 ラムチョップが人気の飲食店には、店の中に醸造所があります。

 店の近くで収穫されたホップを使い、新鮮なホップならではのフルーティーな香りの立つビールを味わえるのが魅力です。

 プロジェクトは東京のど真ん中で、地産地消を完成させました。

永野代表 「地元に自慢できるビールがあって、レストランがある。自慢できる地元の街が醸されている感じがします」

(2026年9月14日放送分より)