アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は政策金利を0.25%引き上げると決定しました。利上げは3年2カ月ぶりです。ニューヨークから報告です。

 トランプ大統領が執拗(しつよう)に利下げを迫るなか、ウォーシュ議長はインフレとの戦いを優先し、逆に利上げに踏み切りました。

FRB ウォーシュ議長 「我々の任務は、物価の安定という側面を主眼に置いている。紛れもない事実として、インフレ率は高すぎて、その状態が長引いている」

 中東情勢が悪化するなか、アメリカでは原油価格が高騰し物価上昇への圧力が強まっていますが、FRBは利上げによりインフレの再加速を抑えたい考えです。

 一方で、中間選挙を控えるなか、景気の下支えを狙い、逆に利下げを求めてきたトランプ大統領ですが、今回のFRBの利上げに強く反発しました。

アメリカ トランプ大統領 「金利が高すぎるのだ。我々は世界最高の信用力を持っているのだから、世界で最も低い金利を適用すべきだ。FRBは非常に敵対的だ。極めて政治的で、間違ったことをしている」

 FRBは今回の会合で、年内にあと1回利上げを行うという見通しを示しましたが、今後さらにトランプ氏の圧力が強まるのか。一方でFRBがそれに屈せずに追加の利上げに踏み切るのか。

 市場では今後の焦点になるとの見方が広がっています。