宮城県の塩釜港に停泊していた漁船にクマが居座り、約4時間後に姿を消しました。海へ飛び込んだと見られています。周辺では目撃情報が相次いでいて、同じ個体の可能性が高いとみられていますが、20日夜になってもまだ見つかっていません。

 警察や塩釜市によりますと19日午後8時半ごろ、塩釜市新浜町の岸壁で、付近をパトロールしていた警察官が、体長約1メートルのクマ1頭を見つけました。追い詰められたクマは、漁港に停泊していた漁船に逃げ込みました。

 塩釜市では緊急銃猟も検討しましたが、クマは20日午前1時ごろに姿を消したということです。

 照井眞貴記者「クマはこちらの船の甲板で寝転ぶなどして居座った後、海に向かって飛び込み、逃げたとみられています」

 船内にいた3人の乗組員は個室に居たことから、無事でした。乗組員の一人はkhbの取材に対し「波にも負けない強さの個室なので安心感はあった。クマの様子を確認したり寝たりしていて安全が確認されてから船を降りた」と話しています。

 周辺ではクマの目撃情報が相次いでいます。19日午前8時ごろ、海岸線からやや内陸に入った新浜町3丁目で撮影された映像です。道路を走って横切るクマの姿が映っています。

 18日午後8時ごろには新浜町2丁目の市道で、19日午前8時ごろには新浜町3丁目の公園で、そして、漁船から姿を消した約1時間後に港から北東に1キロほど離れた海岸でクマが目撃されています。

 いずれも漁船に逃げ込んだクマと同じ個体の可能性が高いとみられていて、塩釜市では箱わなの設置を検討するなど警戒を強めています。