日没が早くなっていく秋は、夕方の時間帯に重大な交通事故が増える傾向にあります。
宮城県警によりますと、過去5年間に発生した死亡事故と重傷事故を時間別に見ると、10月午後5時台の発生件数が最も多くなっています。
宮城県警交通企画課富田勲交通安全総合対策官「これからの時期は、交通量が多い帰宅ラッシュ時間帯と夕暮れ時がちょうど重なることで、交通事故のリスクが高まるのではないかと考えられております」
過去5年間で午後4時から午後6時の間に起きた死亡事故と重傷事故のうち、約4割が歩行者が車にはねられる事故でした。
宮城県警は日没が早まるこの時期、車のドライバーに早めのライト点灯を呼び掛けています。
暗くなると自動でライトが点灯するオート設定でも、車種によって点灯に30分以上の差があります。午後4時ごろにはライトを
つけるようにして、街灯の少ない住宅街などでは遠くまで照らせるハイビームを使うことが重要です。
宮城県警交通企画課富田勲交通安全総合対策官「ハイビームは非常に遠くを照らすことができますが、対向車がいる場合はまぶしくて支障になる場合がありますので、状況によっては下向きのライトにこまめに切り替えをしていただければなと」
暗くなる時間帯は、車のドライバーもちろん歩行者や自転車の利用者も十分な注意が必要です。
JAF宮城支部村田龍斗さん「リフレクボックスと言いまして、夜間における反射材の効果を知ってもらうアイテムです」
反射材のついていない黒い帽子と、光に反射する糸が縫い込まれた帽子を、夜間を再現したリフレクボックスの中に入れてドライバーからの見え方を確認します。
「反射材をつけてない帽子は夜間ではほぼ見えないんですけど、反射材が縫い込んである帽子は糸の1本1本が反射してすごく見えやすいです」
暗くなる時間帯は、反射材でできたストラップをカバンに着けたり、靴のかかと部分にシールを貼ったりすることで、ドライバーに自分の存在を気づいてもらいやすくなります。
歩行者の服の色によってドライバーからの見え方がどのように変わるのかを比べた実験では、黒や青、紫などの暗い色は30メートル以内に近づかないと歩行者の存在を認識できませんでした。
白い服や反射材を着用した歩行者は遠くからでもきづきやすく、黒や青などの暗い色に加えて昼間は目立ちやすい赤も、暗くなるとかなり近づかなければきづきませんでした。
JAF宮城支部村田龍斗さん「明るい白っぽい色の服装を意識したり、反射材を靴のかかととかにつけたりすると、周囲の車に気づいてもらいやすくなるかと思います。ドライバーとか歩行者の方はそれぞれを思いやっていただくように道路を利用していただくと良いかと思います」