2021年4月、宮城県白石市の小学校で校庭にあるネットの支柱が折れ、児童2人が死傷した事故で、警察は校長と主幹教諭2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

 この事故は2021年4月、白石第一小学校の校庭で児童らが防球ネットに寄りかかるなどして遊んでいたところ、木製の支柱が折れ、男子児童1人が死亡、もう1人が大けがをしたものです。

 警察は、防球ネットの劣化状態から危険性を認識していたにも関わらず、教員への具体的な点検の指示を怠ったとして、管理責任のある校長(60)と、主幹教諭(57)の2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

 警察によりますと、倒れた防球ネットの支柱は経年劣化で内部が腐っていて、加重がかかったことで折れたとみられています。

 2人は容疑を認めているということです。

 山田裕一白石市長「この事実を白石市として重く受け止めているところ。これからも市と教育委員会、一緒に子どもたちの安全な学びの場を、何としても確保する覚悟でございます」