2019年の台風19号で被災した人を対象にした、宮城県大崎市の災害公営住宅6棟が完成しました。当初の計画の3分の1程度です。

 災害公営住宅は、190世帯が浸水し50世帯余りが家を解体した志田谷地地区から5キロほど離れた旧鹿島台商業高校跡地に整備されました。

 完成したのは、2DKの平屋4棟と3DKの2階建て2棟で、志田谷地地区の住民が入居の対象です。

 当初は、2021年9月までに20棟を整備する計画でしたが、希望者が減ったため最終的に6棟になりました。

 また、入札の不調や新型コロナの影響で作業員が不足したことなどもあり、半年遅れの完成となりました。

 鹿島台総合支所岡崎美津男さん「新しい環境で生活の再建を進めていただけるように整備した場所ですので、いろいろご相談いただければなと思ってます」

 今のところ入居が決まっているのは1世帯で、台風から3年になる2022年10月までに決まらない場合は、一般の市営住宅として入居者を募集するということです。