東日本大震災から11日で11年1カ月です。宮城県石巻市の震災遺構・門脇小学校には、月命日に合わせ見学に訪れる人の姿がありました。

 震災で約1.8メートルの津波に襲われその後、流されてきた車や住宅から引火し、津波火災が起きました。

 自治体が整備した震災遺構としては、津波火災の爪痕を残す唯一の施設です。

 毎週月曜日が休館日ですが、11日は月命日のため特別に開館され訪れた人は、被災当時の様子を伝える教室などを見学していました。

 訪れた人「11日は祈りの日で、私たちはずっと震災の慰霊碑をまわっているが、ここに来られて、来た意味は大きかったと思います」

 門脇小学校の来場者は、3日の公開から1週間で約1500人と目標の7割ほどにとどまっています。

 しかし、関係者は新型コロナや3月の地震の影響が続いている中にあっては、多くの人に来てもらっているのではないかと話しています。