2月8日に投開票が行われる衆議院選挙、宮城2区の候補者の訴えをお伝えします。仙台市の宮城野区、若林区、泉区で構成される宮城2区は、これまで自民党と民主党系のどちらかが議席を獲得してきました。今回は5人が立候補し中道改革連合の前職に与野党の新人ら4人が挑む構図ですが、政党間の関係が激変し票の行方が読めない大混戦となってます。

 宮城2区に立候補しているのは届け出順に参政党の新人和田政宗候補、中道改革連合の前職鎌田さゆり候補、日本維新の会の元職早坂敦候補、自民党の新人渡辺勝幸候補、国民民主党の新人佐藤理々香候補です。

 参政党の和田候補は東京都出身、NHKアナウンサーを経て参議院議員を2期務めました。2025年秋の宮城県知事選挙で敗れた後に自民党を離党しました。

 和田政宗候補「海外に流出している富をまず日本国民が還元を受けて、しっかりと日本国民の所得を伸ばし豊かな暮らしを実現していく。そしてみんなで国を守り、発展し子や孫に引き継いでいく。これが我が党の日本人ファーストです」

 中道改革連合の鎌田候補は仙台市出身、これまで衆議院選挙に4回当選しています。立憲民主党から新党に移り、党が掲げる生活者ファーストの政策を訴えます。
 中道改革連合鎌田さゆり候補「働いても働いても、高い社会保険料で給料が上がっていることが実感できない若者が大勢います。若者たちがこれでは将来に希望や夢、ライフ設計を人生設計を描けと言っても無理です」

 日本維新の会の早坂候補も仙台市出身、衆議院議員を1期務めました。前回の衆議院選挙では落選しましたが、今回は立場を変えてリベンジを狙います。
 早坂敦候補「今回は我々日本維新の会は、野党ではなく与党として自民党と連立を組んでやってまいりました。我々は自民党に染まることなく、改革政党として一歩一歩政策を実現してまいります」

 自民党の渡辺候補も地元出身、宮城県議会議員を辞職しての国政挑戦で、初日から高市総裁が応援に駆け付けるなど組織の強力な支援を受けています。
 渡辺勝幸候補「仙台は、宮城2区は地域の声が国の政治に届いていないのではないか。私は何としてでもこの戦いに勝利をして、地域の声を永田町の国のど真ん中に届けてまいりたい」

 国民民主党の佐藤候補は、2025年12月に衆院選に立候補できる25歳になったばかり。宮城県多賀城市出身で、1歳の男の子を育てる主婦です。
 佐藤理々香候補「子どもが増えて人口が確保されて手取りが増えて、現役世代が元気になった日本では何が起こるか。税率を全く変えなくても税収が上がるんです。それをしっかりと暮らしの安全安心、将来の安心安全、介護福士につなげていきます」

 過去3回の宮城2区の開票結果です。鎌田候補が11万票余りと安定した得票で連続で当選しています。前回は自民党と政策が一部重なる日本維新の会から早坂候補が立候補し、保守票が自民から維新へ流れた形となりました。

 その維新は2025年10月、自民との連立に合意。ただ両党は今回、候補者調整を行わず、各地で与党同士の対決となっています。早坂さんもその1人です。与党の票が割れることについては。
 早坂敦候補「いやもう選挙はガチンコでやるものだから、最初から選挙区調整は期待していませんので。戦うんだったらとことん我々も日本維新の会として代表としてこの宮城2区から戦うし、きっと自民党の方もそう思って戦っている」

 更に保守層の一部を取り込むといわれるのが、2025年夏の参議院選挙で躍進した参政党です。党の政調会長補佐を務める和田さんは。
 和田政宗候補「我々は政策実現のために、より多くの候補者を立てるということでやってまいりました。そうした中で、やはり我々の勢力を伸ばしていくことが重要であると思っています」

 こうした保守系候補と競うことになった自民党の渡辺候補。前の連立パートナーだった公明党も、中道改革連合の一員として戦う相手となりました。
 渡辺勝幸候補「有権者の皆さんのご意見も多様化してきていると思いますし、そういう時代だと思いますので、色々な意見の中で私の政策に共鳴していただける方には、ご支援をいただきたいと思っています」

 逆に、旧公明党の支援を受けられるようになったのが中道改革連合の鎌田候補です。ただ、鎌田候補にも不安要素はあります。
 連合宮城大黒雅弘会長「旧立憲系と国民系の方々が同時に出馬、推薦依頼が来たという状況で、色々な意味で宮城で初のケースになりますので、慎重に検討して最終的には両方推薦を見送ったという状況であります」

 国民民主党が佐藤候補を擁立したことで、両方の支持母体である連合宮城が鎌田候補の宮城2区での推薦を見送ることに。鎌田、佐藤両候補ともに、連合の組織的な支援が受けられなくなりました。
 鎌田さゆり候補「選挙とか政治って、そういうことあります。私はとにかく私の選挙を頑張るということですから、連合宮城の皆様は本当に苦渋の悩まれたご決断だったと思います。でも選挙ですから、これはあります」
 佐藤理々香候補「国民民主党は政局ではなく政策一本。これをずっと貫いてきた政党です。
国民民主党佐藤理々香も政局ではなくて、まっすぐに政策を訴えていく。これをやっていきたいと考えております」